葵わかな
出演が決まった時は「アナスタシア」という演目が日本初演ということで、日本で初めて上演されるお話に携われることは本当に光栄だと思いました。アーニャというキャラクターがすごく自分自身共感できるところがある強い女性で、現代は働く女の人も多いですし、この強い女性像がみなさんに共感していただけるのではないかなと思います。すごく自分も演じるのを楽しみにしています。来年にはなりますが、精一杯務めますので、劇場に観にきてください。よろしくお願いします。
木下晴香
私も日本初演のこの舞台にアーニャ役として携わることができることを本当に光栄に思っていますし、すごく嬉しいです。オーディションの時からクリエイティブチームのみなさん、そして日本のスタッフのみなさんの熱い思いをとても感じているので、これからこの物語を一緒に作っていくことが楽しみです。先輩方に支えていただきながらになるとは思いますが、しっかりとアーニャを務められるように頑張っていきたいと思います。
海宝直人
オーディションの時に海外のクリエイティブチームの方々がいらして、実際にワークショップのような「もう少しこうしてみて」だとか「このシーンはこういう背景があるんだ」といったようなお話をしていただきながら役を作っていくオーディションでした。この方々と一緒に仕事ができたら俳優としてもまた前進できるのではないかなという思いがありました。なので、受かった時はとても嬉しく、楽しみだなという気持ちでいっぱいでした。とても美しくてロマンティックなメロディと、とても華やかなドレスや映像…。僕はドイツ公演を観たのですが、エキサイティングで、これをこのまま日本で演じることができるんだなと思ってとてもワクワクしています。頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
相葉裕樹
日本初演「アナスタシア」にディミトリ役で出演できることは本当に光栄に思いますし、オーディションの際は、先ほど海宝くんが言っていましたが、本当にクリエイティブスタッフの皆さんが情熱的で、すごく役に対しての背景とかもどんどん深めさせていただけるオーディションでした。その情熱に僕らが負けないように、さらに熱いものを届けていきたいなと思います。これから役に真摯に向き合っていきますので、ぜひ劇場に遊びに来てください。よろしくお願いします。
内海啓貴
今回、僕はブロードウェイミュージカル、そしてグランドミュージカルというのに出演するのが初めてなので決まった時は本当に嬉しかったです。これから日本での「アナスタシア」もすごかったなと言ってもらえるように僕らも頑張りますので、皆様よろしくお願いします。
山本耕史
この作品がブロードウェイですごく注目されていたというのは噂で知っていたのですが、日本でやるということで、今日これだけ多くのみなさんを前にして、本当に日本でも注目されているんだなということを改めて感じています。今日用意していただいた衣装を着ている時に上からボタンをつけていって、最後の1個が掛け違えていた時…、このボタンの量ですから、かなりショックでした(笑)。本番は掛け違いのないように頑張りたいと思いますので、よろしくお願いします。
堂珍嘉邦
オーディションの機会に恵まれまして、日本で初めて上演される「アナスタシア」に参加できるというので非常に光栄に思っています。グレブと同じように、自分が信じているものをまっすぐ僕自身も一緒に進んでいきたいなと思っていますので、ぜひよろしくお願いします。ありがとうございます。
麻実れい
ロマノフ王朝最後の皇太后をさせていただきます。私は宝塚を卒業後「CHICAGO」というミュージカルで私の舞台人生が改めて始まりました。そのあとはストレートプレイの世界に入ってしまい、最後が「蜘蛛女のキス」というミュージカルでした。そこから22年ぶりに今回のミュージカルとの出会いがございました。壮大な歴史劇というか、ロマンあふれるこのミュージカルに参加させていただけることがとても嬉しく、このカンパニーの皆さんとご一緒できることが大変に幸せです。よろしくお願いします。
<質疑応答>
印象や、楽しみにされていることがあれば教えてください。
葵わかな
晴香ちゃんとは前回私がミュージカルデビューさせていただいた「ロミオ&ジュリエット」でトリプルのジュリエット役を演じていて、ちょうど1年前の同じ時期なんです。また自分が次のステップに行こうという時に、デビューの時に切磋琢磨し合っていた晴香ちゃんがいるなんて…、さっきも歌唱披露ですごく緊張していたんですけど、晴香ちゃんの顔を見たら「やってやろう」みたいな気持ちになって、いい風にプラスの気持ちになれました。そういう意味では、親友でもあり、同志でもあり、ライバルでもある本当にいい関係でいられるので、これからアーニャ役として責任も増えていくと思うのですが、お互い、いいところ・悪いところを見つけあいながら頑張っていけたらなと思います。
木下晴香
今、わかなちゃんが言ってくれた通りなのですが、本当に切磋琢磨できるってこういうことなんだなって常に感じています。プライベートでもよく会うんですけど、本当に気も合うしなんでも話せて、だからこそ、いろいろ欠けているところは補って日々頑張ろうと思うので、今回Wキャストがわかなちゃんだと知った時はすごく安心したというか、ホッとしました。経験もあって、すごく作品全体のことを考えられる人だなと思っています。私は初めて主演を務めさせていただくので、そういう意味でもすごく心強いなと思っています。
海宝直人
ご本人を前にすると照れるんですけど、相葉さんとは以前ご一緒させていただいたことがありまして、前回の「レ・ミゼラブル」では相棒という感じの役柄だったので、一緒の役ができるというのは嬉しかったですね。猫好きという点でも共通点がありまして(笑)。叶わなかったけど、一緒に“ネコの島”に行きたいという話もしていたんです(笑)。内海さんは今回初めてご一緒させていただくんですが、コンサートを拝見させていただいて、その時に若さあふれるエネルギーと胸にくる歌声がとても素敵だなと感じて、ご一緒できるのがとても楽しみだなと思いました。楽屋でもご挨拶させていただいたのですが、とても爽やかで、にこやかに挨拶をしてくれて、とても楽しみだなと思いました。3人で切磋琢磨してディミトリという役を作り上げていきたいなと思います。
相葉裕樹
海宝さんとは以前は相方的な役ではあったんですけど、今回は同じ役をやるということなので、一緒の舞台に上がらないという寂しさはあります。今日の制作発表で、最初で最後の3人で歌わせていただくバージョンでものすごく緊張していたんですけど、海宝さんがいるだけで安心感があるというか、任せちゃっていいや的な感じでした(笑)。年下ではあるんですけど、ものすごく頼りになる方だなと思います。そして内海くんは昨日初めてお会いして、本当に人懐っこい笑顔が可愛らしくて、ついついこっちまで笑顔になってしまいます。同じ役なので、これから色々とお話していけたらいいなと思いますし、それこそご飯とかいけたらいいなと思います。
内海啓貴
僕は猫アレルギーなので猫は苦手なんですけれど(笑)。海宝さんのアルバムを稽古に行く前に聞いて気持ちをあげたり、海宝さん主演のミュージカルを見たりしていました。心からミュージカルが楽しいなと思うようになったのは、ここ2、3年なんですね。まだミュージカルは本当にまだ知らないことだらけなんですけど、海宝さんの歌に心を打たれてミュージカルが大好きになったので、今回ご一緒できて本当に嬉しいです。相葉さんは昨日お会いして、僕が今出演しているミュージカル(ミュージカル「テニスの王子様」)の本当に大先輩なので、動画をたくさん見させていただきました。大好きな先輩と共演できて、嬉しく思っています。
山本耕史
10年以上前になると思うんですけど、堂珍君とはテレビのバラエティ番組で共演させていただいて、それ以来です。世代も近くてとても心強い存在ですが、相葉さんが先ほど話したように同じ舞台に立つことが僕らはないので、稽古は一緒ですけど、本番になったらすれ違うことはあると思うんですけど…、もう一人の遠山裕介くん(欠席で同じくグレブ役)がやっている時にご飯でもいけるかなと思っています(笑)。そういった意味では麻実さんだけがここにいる全員と共演すると思うんですよね。今は一緒にいるけど、同じ役だと同じ舞台に立つことはないので、稽古で堂珍さんが格好いいなと思うところは僕もガンガン盗んでいきたいと思いますし、自分からそういうものを感じていただけたら、どんどん盗んでいってほしいという、同志のような気持ちです。本当に頼りにしています。
堂珍嘉邦
僕からしたらずっとテレビに出られていて、大先輩という感じです。僕も40歳を超えて、耕史さんと呼ばせていただいていますが、本当に気さくに接していただいて、僕の方こそ心強いなと思っております。一緒に舞台に立てることはないんですけれども、日本のグレブが面白いねという風にお互いなっていけたらいいなと思います。本当に光栄だなと感じています。
麻実れい
やめて下さい(笑)。こんな素敵な方々と初めてお目にかかったんですけど、芝居の青年たちとはまた空気感が違っていて(笑)、なんて素敵な方達がいらっしゃるんだろうと感じました。部外者に近いような私なんですけれども、わかなさんと晴香さんのいいお祖母様になれたらなと願っています。
葵わかな
スペイン公演を実際に観に行ったんですけど、スペイン語は全然わからなくて…。言葉は分からないんですけど、舞台装置やメロディ、衣装など視覚的に楽しめる要素がたくさんあるので、小さなお子様で内容が分からなかったとしても絵本を見ているようなきらびやかさとか楽しさは感じていただけると思います。
木下晴香
他の舞台では未就学児の方は観ていただけないことも多いと思うんですけど、この作品は4歳以上なら観られるようになっているので…。
葵わかな
そう、スペインの劇場でも小さい子がたくさんいて、すごく楽しそうにしていたので、ぜひ日本の劇場にも小さい子がたくさん来てくれればいいなと思います。
葵わかな
作品のスケール感を示していますよね。色味やきらびやかさは日本にないものだと思います。この豪華絢爛さを見て楽しめると思うので、それもぜひ見て欲しいなと思います。
木下晴香
着るのを楽しみにしていました。素敵だなと思っています。全員の衣装にこだわりがあって、きらびやかで素敵なので、着こなせるようになれたらいいなと思います。楽しみにしていただきたいです。
葵わかな
この作品は日本初演のミュージカルですが、女性が主人公のお話はあまりないと思います。アーニャは苦境に立たされるけど、夢と希望を捨てずに旅に出ていく力強いお話なので観た方の背中を押せるような作品になると思います。とても壮大なミュージカルで、難しい曲もあって私自身まだまだ力も足りない部分を感じているので、日本初演の、素敵なアナスタシアを見せられるように努力していきたいです。
木下晴香
初めてアナスタシアの楽曲を聴いた時に感動して、曲の壮大さやエネルギーを感じたのを覚えています。新しいエンターテインメント的な曲もあるし、いろいろな魅力が含まれていると思います。私自身ワクワクしていますし、素敵な世界観を持つ作品だと思っています。この役を演じるにあたって、今日の歌唱披露で歌うために楽曲に向き合う中でいろいろな課題が見えてきたので、これからアーニャとして精一杯自信を持って歌えるようにしたいと思います。
脚本/テレンス・マクナリー
日本のみなさん、こんにちは。本日、みなさんと一緒に会見に参加することが出来ず非常に残念です。私は「アナスタシア」の脚本家、テレンス・マクナリーです。アナスタシアが日本で上演されること、心から嬉しく思います。私が少年時代に初めてアナスタシアについて本で読んだ時から、彼女の人生、ロマンス、そして彼女の旅路に心奪われました。
アナスタシアは昔、ロマノフ一家の伝説の生き残りと言われてきました。彼女のストーリーをミュージカル化するまで長く試行錯誤しましたが、ついに完成し、世界中で楽しまれる作品となりました。きっと日本のみなさんにも愛されるでしょう。
本日の会見会場にはキャストのみなさんもいらっしゃると伺いました。それぞれの役は多くのことを行い、多くのことを感じ、旅をして、素晴らしい衣装も着ますし、きっと演じることを楽しんでいただけると思います。この作品は日本でも素晴らしいものとなり、成功すると確信しています。
そしていつの日か、バラの花束を持った私が劇場の楽屋口に現れて、みなさんを驚かすかもしれませんよ!
音楽/ステファン・フラハティ
こんにちは、「アナスタシア」の作曲家、ステファン・フラハティです。この心躍るプロダクションの制作発表が行われることを嬉しく思います。「アナスタシア」が世界中で上演されることを光栄に思いますし、日本でお届けできることは最上の喜びです。私と作詞家のリン・アレンスはアニメ映画版の音楽も手がけました。今回のミュージカル化にあたり、それぞれのキャラクターをさらに深掘りしたことで作品自体を一つ上のレベルに持ってくることが出来たと感じています。
「アナスタシア」の作曲に携われたことは素晴らしい経験でした。帝政ロシアの美しい合唱音楽や伝統的な音楽に触れることが出来ました。2幕でアーニャがパリに到着すると、ジャズエイジのパリ音楽に変わっていきます。なので、1幕帝政ロシアの重厚感のある音楽と、2幕のモダン音楽、2つの世界観を楽しめます。ヒロインが過去を探す旅に出て、成長していくにつれて音楽も変わっていきます。
そしてグレブという新しいキャラクターを登場させることで、アーニャとディミトリの3人の新たな物語を創ることが出来ました。今日は日本公演のアーニャ、ディミトリ、グレブ、そしてマリア皇太后が会場にいると聞きましたので、ニューヨークからみなさんに大きな声で挨拶を届けたいです!この豪華な作品をぜひ楽しんでください!成功を祈っています!
作詞/リン・アレンス
「アナスタシア」作詞家リン・アレンスです。この美しいショーが日本で上演されることを嬉しく思います。1997年に私とステファン・フラハティはアニメ映画「アナスタシア」のために曲を作りました。いくつかの曲はとても有名になり、それらに加えてミュージカル化にあたり新たに15曲を書き下ろしました。本作品の音楽は愉快で、面白く、壮大でありつつとてもロマンチックです。
セットと衣装についてもお話ししましょう。「アナスタシア」のようなセットや映像演出は今まで見たことがなく、非常に革新的です。今まで携わったショーの中で最も美しいといっても過言ではないでしょう。リンダ・チョーによる衣装は豪華で重厚感があり、きめ細やく帝政ロシアや1920年代パリの時代感を表現しています。
本作品はこの上なく素晴らしく、きっと日本のみなさんにも愛されるでしょう。そして、才能溢れるキャストのみなさんを集めてくださった主催のみなさんにも感謝いたします。キャストの皆さんのオーディションは全て拝見しましたし、間違いなくみなさんは真のスターです。
「アナスタシア」は日本でも素晴らしいショーになると確信していますし、みなさんの成功を心から祈っています。「アナスタシア」を日本に迎えてくださりありがとうございます!