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■ミュージカル『レ・ミゼラブル』製作発表レポート

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Les Misérables
ミュージカル『レ・ミゼラブル』

INTRODUCTION

1987年の日本初演以来、全世界で興行収入記録を更新し続ける“ミュージカルの金字塔”
2024年~2025年、帝劇クロージング公演を含む日本全国6大都市ツアー公演!

原作は、フランス文学の巨匠ヴィクトル・ユゴーが自身の体験を基に、19世紀初頭のフランスの動乱期を舞台に当時の社会情勢や民衆の生活を克明に描いた大河小説である。原作の持つ、「無知と貧困」「愛と信念」「革命と正義」「誇りと尊厳」といったエッセンスを余すことなくミュージカルに注ぎ込んだ本作品は、1985年のロンドン初演を皮切りに、日本では1987年6月に帝国劇場で初演を迎え、以来熱狂的な支持を得ながら、東宝演劇史上最多の3,459回という驚異的な上演回数を積み上げるに至る。全世界での観客総数も1億3,000万人を突破し、“世界の演劇史を代表する作品の一つ”であることは、もはや誰しも疑うことができないでしょう。
2012年12月には、ミュージカル版をベースとした映画版『レ・ミゼラブル』(監督:トム・フーパー、出演:ヒュー・ジャックマン、ラッセル・クロウ、アン・ハサウェイ、アマンダ・セイフライド 他)が公開され、全世界で大ヒットを記録。録音技術の向上とCG技術の発達により、撮影と同時にキャストの歌声を録音するという前代未聞の試み(それまでは、事前に録音した歌声に合わせた演技を撮影するのが通常だった)は、ミュージカル映画の常識を覆し、圧倒的な臨場感とスケール感を生み出し、ミュージカル映画の範疇を越え、ミュージカルファンのみならず多くの映画ファンの心を掴んだ。日本国内でも興行収入58.9億円の大ヒットを記録、米国ゴールデングローブ賞3部門受賞、米国アカデミー賞3部門受賞、日本アカデミー賞外国映画賞受賞など、興行的にも評価的にも大成功を収めた。
2013年4月、ロンドン初演25周年を機に美しい音楽と歌詞はほぼそのままに、舞台装置、照明、音響、衣裳、また登場人物のキャラクターの描き方などの演出面を一新した“新演出版”『レ・ミゼラブル』が日本“初演”を迎えた。8ヶ月間の日本縦断ロングラン公演は、折しも映画版の大ヒットとの相乗効果もあり、日本全国に『レ・ミゼラブル』現象を巻き起こし、雑誌「ミュージカル」における2013年ミュージカル・ベストテン「第1位」、「第39回 菊田一夫演劇賞」2013年度演劇大賞を受賞するなど、興行的にも評価としても大成功を収め、続く2015年春からの全国6大都市ツアー公演での最終地・静岡公演でついに上演回数3,000回を突破した。続いて、1987年の日本初演から30周年を経た2017年に日本初演30周年記念公演が大々的にスタート、公演期間中には歴代キャストが日替りで登場する特別カーテンコールが実施され、通算上演回数は3,172回に到達し、特別なアニバーサリーイヤーとなった。2019年、約30年ぶりの北海道公演を含めた全国5大都市ツアー公演はチケットは即日完売の大盛況、続く2021年の全国4大都市ツアー公演では、コロナ禍の中、25回の公演中止を乗り越え、上演回数はついに3,459回に達した。そして、2024ー25年、さらに新たなキャストを迎えて進化し続けるミュージカル『レ・ミゼラブル』は、再び“劇場で体験する、あの感動と興奮”をお届けいたします。

どうぞご期待ください。

REPORT

東宝_レミゼラブル 製作発表記者会見_800

製作発表記者会見は、10月16日に東京・帝国劇場(以下帝劇)で開催されました。
会見には報道陣に加え、約1万5000通の応募から選ばれたオーディエンス500名も来場。
キャストによる歌唱披露や公演にかける意気込みを語るなど、所要時間約1時間40分とまさに”ミュージカルの金字塔”にふさわしい会見となりました。

レミゼラブル 制作発表_飯田洋輔

♬「独白」ジャン・バルジャン役の飯田洋輔さん


レミゼラブル 制作発表_昆夏美
レミゼラブル 制作発表_生田絵梨花
レミゼラブル 制作発表_木下晴香

♬「夢やぶれて」ファンテーヌ役の昆 夏美さん、生田絵梨花さん、木下晴香さん
製作発表でしか叶わないスペシャルバージョンの三重唱で。


レミゼラブル 制作発表_民衆の歌_800

♬「民衆の歌」アンジョルラス役の小林唯さんと男女アンサンブルのみなさん


レミゼラブル 制作発表_清水美依紗
レミゼラブル 制作発表_ルミーナ

♬「オン・マイ・オウン」エポニーヌ役の清水美依紗さん、ルミーナさん


レミゼラブル 制作発表_ワンデイモア_800

♬「ワン・デイ・モア」最後はオールキャストで


キャストの皆さんはそれぞれの想いを語り、吉原光夫は初めてジャン・バルジャンにキャスティングされた際に、帝劇で行われた製作発表で「独白」を歌ったことを「宇宙に飲み込まれたような気持ちになり、以来この劇場が嫌いになってしまった」と苦笑い。「この作品は演じるたびに怖さ、苦しさを感じる」「ジャン・バルジャンは正しい人であろうとするけど、それはしんどいこと。でも人は楽がしたくて生まれるわけではないし、ラストには浄化され、救われる役でもある」と言い、「きっと僕は、本当は帝劇もレミゼも大好きなんです(笑)。劇場と“仲直り”してこの公演を終えられたら」と最後を結びました。

CAST&CREATIVE

≪CAST≫

ジャン・バルジャン
吉原光夫、佐藤隆紀、飯田洋輔(★)

ジャベール
伊礼彼方、小野田龍之介(☆)、石井一彰(☆)

ファンテーヌ
昆 夏美(☆)、生田絵梨花(☆)、木下晴香(★)

エポニーヌ
屋比久知奈、清水美依紗(★)、ルミーナ(★)

マリウス
三浦宏規、山田健登(★)、中桐聖弥(★)

コゼット
加藤梨里香、敷村珠夕、水江萌々子(★)

テナルディエ
駒田 一、斎藤 司、六角精児、染谷洸太(☆)

マダム・テナルディエ
森 公美子、樹里咲穂、谷口ゆうな

アンジョルラス
木内健人、小林 唯(★)、岩橋 大(☆)


※(★)は初出演、(☆)は役替わり出演


アンサンブル
青山瑠里、新井海人、荒居清香、五十嵐志保美、石井麻土香、石津秀悟、石丸椎菜、伊藤広祥、岩橋 大、宇山玲加、大泰司桃子、大津裕哉、笠行眞綺、鎌田誠樹、菊地 創、北村沙羅、吉良茉由子、小林遼介、湖山夏帆、近藤真行、佐々木淳平、柴原直樹、島崎伸作、清水咲良、白鳥光夏、杉浦奎介、田川景一、丹宗立峰、土倉有貴、中村 翼、西村実莉、般若愛実、東 倫太朗、深堀景介、藤岡義樹、増原英也、増山航平、町田慎之介、町屋美咲、松村桜李、三浦優水香、三島早稀、宮島朋宏、ユーリック武蔵、横田剛基、横山友香、吉岡花絵、蘆川晶祥 (五十音順)


子役
アッカヤ陽仁、大園尭楽、中井理人
荒川寧音、井澤美遥、井手陽菜乃
内 夢華、鞆 琉那、平山ゆず希


≪CREATIVE≫


アラン・ブーブリル&
クロード=ミッシェル・シェーンベルク

原作
ヴィクトル・ユゴー

作詞
ハーバート・クレッツマー

オリジナル・プロダクション製作
キャメロン・マッキントッシュ

演出
ローレンス・コナー/ジェームズ・パウエル


翻訳
酒井洋子

訳詞
岩谷時子

プロデューサー
坂本義和/村田晴子/佐々木将之

製作
東宝


▼Les Misérables JAPAN 2024-25 Official Trailer