ミュージカル『ジェイミー』
人生は自分自身のもの 自分らしく生きていい―
多様性を求める現代社会を描きつつ、とびきり楽しく、愛に包まれた本作が、
日本でもセンセーションを巻き起こす!
イントロダクション
2017年、イギリスのサウス・ヨークシャーにあるシェフィールド劇場にて開幕するやいなや異例の大ヒットを記録し、同年にはロンドン・ウエストエンドでの上演が決定。現在もロングラン上演を続け、2018年にはイギリス全土の映画館で上映、更には、映画化も発表されるほどの人気を博している。イギリスのロックバンドであるザ・フィーリングのリードシンガー、ダン・ギレスピー・セルズによる音楽は劇場中を一つにするエネルギーを持ち、全く新しい音楽に乗せて繰り広げられるダンスシーン、誰もが持つ心の中の葛藤を描いたストーリーは見るもの一人ひとりに響くだろう。
自分が自分らしく生きるために。根強い差別を抱えた現代社会への強烈なカウンターパンチ!そして、親子の普遍的な愛を描いたミュージカル。
そんなジェイミーが遂にやってくる!
演劇の本場 イギリス発の大ヒットミュージカル!とびきりポップに日本上陸します!
東京ミッドタウン日比谷を中心に行われているエンターテインメントの祭典「Hibiya Festival 2021」にて、
日本初演キャスト陣による初の歌唱披露が行われました。
イベントに先駆けて行われたスペシャルバージョンのパフォーマンスと質疑応答をお届けします。
ストーリー
主人公は16歳の高校生ジェイミー・ニュー。彼には一つの夢があった。
それはドラァグクイーンになること。そして高校のプロムに本来の“自分らしい”服装で参加すること。母親から真っ赤なヒールをプレゼントされたことをきっかけに夢に向かって強く突き進む思いを抱いたジェイミーだが、学校や周囲の保護者たちは猛反対。ジェイミーの夢を理解できない父との確執や周囲からの差別など、多くの困難を乗り越えながら、自分らしさを貫くジェイミーの姿に勇気と感動、そして幸せをもらえる、最高にハッピーなミュージカル!
パフォーマンス
イベントには、主演ジェイミー役の森崎ウィン/髙橋颯(WATWING)をはじめ、安蘭けい、山口乃々華、伊藤かの子、太田将熙、川原一馬、鈴木瑛美子、田野優花、フランク莉奈、MAOTO、樋口麻美、実咲凜音、永野亮比己、泉見洋平、吉野圭吾、石川禅らが出演した。
本作のオープニングナンバーでもある「誰も知らない(原題:And You Don’t Even Know It」から始まり、「頭の中の壁(原題:Wall in My Head)」「スポットライト(原題:Spotlight)」「我が子(原題:He’s My Boy)」「暗闇を抜けて(原題:Out of the Darkness)」の5曲が披露されました。
質疑応答
パフォーマンス初披露を終えて、今のお気持ちは?
森崎ウィン 純粋に楽しかったです!
同時に、この時期にこうしてパフォーマンスできることのありがたみや幸せをすごく実感し、噛み締めています。
髙橋颯 とても楽しくパフォーマンスを行えました。素晴らしいキャスト・スタッフの皆さんと一緒に作り上げていくのが楽しみで仕方がないです。いろんなつながりを大事にして、一個一個大事に作っていきます!
ジェイミーは日本初演のミュージカルですが、主演としての意気込みを教えてください。
森崎ウィン 本国オリジナル作品の日本語版ということで、責任の重さやプレッシャーも感じますが、日本初演キャストの一員として参加できる喜びの方が大きいです。今この時代に伝えるべきメッセージがたくさん詰まっていると思うので、しっかりお客様に伝えられるようにという気持ちで頑張ります。
髙橋颯 この場所からいろいろな方向へ発信していくことの喜びを感じています。作品自体が楽しくてコミカルでありつつも、普遍的な愛を描いています。真剣にいろいろな問題と向き合って形にしていくのが楽しみです。
今回はWキャストですが、意識していることやリスペクトしている点があれば教えてください。
森崎ウィン 颯くんは練習では結構自信なさそうに見えますが、理解して掴むのがめちゃくちゃ早いんですよ!その瞬発力、爆発力をすごく感じています。
Wキャストは二人で作り上げていくものですが、「負けないように頑張らなきゃいけないな」という気持ちでいっぱいです。
髙橋颯 「負けないように頑張る」という気持ちは僕にもあります。でも、すごく信頼していますし、頼りになりますし。隣で背中を追っているような気持ちです。ウィンさんもすごく爆発力がある方です。
意識していることは、感謝の気持ちも込めて、出せるもの全部出すことと、できない時はできないなりにもっと謙虚にならないと、と思います。
今、実際ヒールを履いてインタビューをしていますが、履いてみていかがですか?
森崎ウィン 今こうして色々話していますが、めちゃめちゃ足痛いです(笑)。でも履くとスイッチが1個入るんです。それに任せてフワフワ行っちゃうと怪我につながるので、トレーナーと一緒に脚を鍛えているところです。スクワットをたくさんやってます!
髙橋颯 えっと…、高いです(笑)。もうちょっと低くならないかなって……嘘です(笑)。
(ヒールを履いて)ジェイミーという役になりきって、夢を追いかけるのが楽しみで仕方ないです。
公演を楽しみにしているお客様に向けてメッセージをお願いします。
森崎ウィン 日本初演ということで、楽しみに待っていただいている皆さん、あともう少しです!
僕らも一生懸命稽古をして、初日を迎えられるように頑張って参りますので、ぜひ!ぜひ!楽しみにお待ちいただけたらと思っています。劇場で会える日を本当に心より楽しみにしています!
髙橋颯 僕もすごく皆さんに会いたいです。早くパフォーマンスを届けたいです。一緒に作品を作りたいです。それが叶うなら本当に嬉しいと思っています。お互い楽しみにしていましょう!